特定疾患治療研究事業
<特定疾患治療研究事業とは>
原因が不明で治療困難な疾病のうち、厚生労働省が定めた45疾患(「特定疾患」)にかかり、認定基準を満たす場合、患者の皆様の生計中心者の所得の状況に応じ、医療費の公費負担を受けることができます。難病医療の確立・普及、治療研究の推進を目的とした事業です。
<申請の方法>
・ 窓口は、お住まいの地域を管轄する保健所(福岡市の方は各区保健福祉センター健康課)です。
・ 窓口にて必要書類を入手され、提出していただくことが必要です。
・ 申請に基づく審査後、認定された方には、「特定疾患医療受給者証」が交付されます。
<内 容>
・ 都道府県と委託契約した医療機関で、「特定疾患医療受給者証」に記載のある疾患、または、その疾患に伴って発生している疾病の治療を受ける際、医療保険証と一緒に医療機関窓口に提出してください。
・ 医療保険の自己負担分を助成します。
・ 自己負担限度額は、生計中心者の所得税等により異なります。
・ 保険の適用されないもの(個室料、文書料等)は、助成の対象外です。
・ 訪問看護、院外処方による調剤薬局での薬代については、自己負担はありません。
※ 詳しくは、医療ソーシャルワーカー、又はお住まいの地域の保健所でお尋ね下さい。
<☆特定疾患治療研究事業の対象疾患>
1 | ベーチェット病 | 26 | 特発性拡張型(うっ血型)心筋症 |
2 | 多発性硬化症 | 27 | 多系統萎縮症(線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群) |
3 | 重症筋無力症 | 28 | 表皮水疱症(接合部型、栄養障害型) |
4 | 全身性エリテマトーデス | 29 | 膿疱性乾癬 |
5 | スモン | 30 | 広範脊柱管狭窄症 |
6 | 再生不良貧血 | 31 | 原発性胆汁性肝硬変 |
7 | サルコイドーシス | 32 | 重症急性膵炎 |
8 | 筋委縮性側索硬化症 | 33 | 特発性大腿骨頭壊死症 |
9 | 強皮症、皮膚筋炎及び多発性筋炎 | 34 | 混合性結合組織病 |
10 | 特発性血小板減少性紫斑病 | 35 | 原発性免疫不全症候群 |
11 | 結節性動脈周囲炎 | 36 | 特発性間質性肺炎 |
12 | 潰瘍性大腸炎 | 37 | 網膜色素変性症 |
13 | 大動脈炎症候群 | 38 | プリオン病 |
14 | ビュルガー病 | 39 | 原発性肺高血圧症 |
15 | 天疱瘡 | 40 | 神経線維腫症 |
16 | 脊髄小脳変性症 | 41 | 亜急性硬化症全脳炎 |
17 | クローン病 | 42 | バッド・キアリ症候群 |
18 | 難治性の肝炎のうち劇症肝炎 | 43 | 特発性慢性肺血栓塞栓症(肺高血圧型) |
19 | 悪性関節リウマチ | 44 | ライソゾーム病(ファブリー病含む) |
20 | パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病) | 45 | 副腎白質ジストロフィー |
21 | アミロイドーシス | ||
22 | 後縦靭帯骨化症 | ||
23 | ハンチントン病 | ||
24 | モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症) | ||
25 | ウェゲナー肉芽腫 |